早稲田大学 「琉球・沖縄研究所」創設について (同窓会報第七号)

所長 勝方(稲福)惠子 早稲田大学教授
那覇高19期卒業

沖縄研究の場は国際的にも広がり,今や日本研究の枠組みを越えて,アジア研究や島嶼研究に不可欠の学問領域となり、近代の学問体系そのものをも問いなおす貴重な視点を創り出しつつあります。
早稲田大学では,21世紀をアジアの世紀と見据え、「アジアにおける知の共創」をめざして、「アジア研究機構」が創設されました。これを機に、「沖縄」をアジア地域の結節点と位置づけ、沖縄研究を通じてアジア研究の一翼をになうべく、「琉球・沖縄研究所」を開設しました。
「早 稲田大学 琉球・沖縄研究所」は,法政大学沖縄文化研究所や沖縄大学地域研究所,沖縄国際大学南島文化研究所,沖縄県立芸大付属研究所などに結集してきた 先人の蓄積につづきながら,国際化,学際化,若手研究者の育成を三本柱に,国内外の研究者ネットワークを広げていきたいと考え,以下のプロジェクトを立ち 上げました。皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。

1:早稲田大学 総合講座「沖縄学」の設置,並びに沖縄学若手研究者の育成
2:伝統芸能と現代芸術の相互交流
3:「沖縄学 国際ネットワーク」の構築
4:沖縄映像記録のデータベース化
5:「沖縄」のオーラル・ヒストリー・アーカイヴの設置
6:「沖縄トラウマ」の学際的共同研究

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次