各同好会通信

《島唄の会》 6月例会の報告

6月24日、梅雨の晴れ間にしては、実に堂々と晴れて暑い一日。
いつもの五反田「結いまーる」で行なわれた島唄会の例会の日だ。参加者は14 名。今日のゲストは若い同窓生の国吉亜耶子さんだ。亜耶子さんは、シンガーソングライターとして東京で活躍中だ。もうお一人、池ノ上さんや藤井さんと同期 だった山下岩美さんの奥さんも会員である娘さんの夏子さんとともに参加された。
定刻の13時にはオリオンビールと沖縄料理の食事が始まった。乾杯の声は威勢がよい。外の暑さが厳しいだけにノドごしのビールの味は格別だった。「ゆうれいぐわーの語源は?」「しかぼうーの語源は?」などの会話も聞こえるてくるにぎやかな食事風景。
食後、ゲストに招いた亜耶子さんがキーボードを弾きながら自作の唄を唄ってくれた。6年前に上京して、今は下北沢、渋谷、八王子などのライブハウスで活動しているということだ。
唄はまず、[こんなに大きくなりました] と2才の頃に亡くなった父を想い、語りかける静かな曲だ。癒し系の曲とでもいうのだろうか。つぎに、グッバイ仲 村、オーストラリアで歌われていた曲だというが、海で亡くなった沖縄出身の真珠取り、仲村さんにまつわる物語だ。細い身体から時に激しく、しかし静かに歌 い上げる亜矢耶子さんの様子は感動的だった。
亜耶子さんは、今後も活動の合間をぬってこの島唄の会に出席されるという。さらに11月の総会にも 出席して歌って貰えることになった。おおきな楽しみが増えた。そして亜耶子さんを含む全員で今年の練習曲、えんどうの花、と、ベーベーぬ草刈いが、の稽古 にうつった。とくにベーベーぬ草刈いが、ではウスメ‐とハーメーが内チュゴウで互ゲニにかながなと、うんかし、むぬがたい。というところでは、ほほえまし く二人の情景が浮かぶなあーという声も聞かれた。
突然、池之上さんから前に練習した 19の春 をというリクエストがあったりして、和やかな練習会は続いた。そして歌の指導者、長嶺さんから16時前、ハイ OK きょうはこれまでという許可が出て例会は終わった。
7、8、月は夏休みということで、次回の例会は9月23日ということになりました。
ところで、島唄の会を立ち上げてくれた津波古勝子さんが、あまりの忙しさに会への出席もままならないと困っていたところ、その後を小澤貞子さんと泉幸子さ んが快く引き受けてくれた。津波古さんには雑多の用事を押しつけて本当に申し訳ありませんでした。ご苦労さまでした。後任の小澤、泉のお二人は若く情熱的 な会員だけに会の今後の発展が大いに期待されます。

会長 山城孝夫(那覇校10期)
<出席者>
池ノ上光夫  藤井 和雄  山路 安清  亀島 博  宮里尚明
宮里 育宏  長嶺 紀晃  山城 孝夫  比嘉良智  小澤貞子
長谷川玲子  高良富士子 山川 夏子  西村常子

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