各同好会通信

《島唄の会》 9月例会の報告      会長 山城孝夫(那覇校10期)

今年3回目の島唄の会は9月22日(土)に行なわれた。場所はいつもの五反田の"結いまーる”だ。
7月、8月の厳しい暑さを避けたものだが、今年は残暑がことのほかきびしく、この日も30度超えた。参加者は12名。池ノ上さん、藤井さんの両大先輩もお元気な姿をみせられた。
今日の稽古の前のスピーカーは14期の泉幸子さんだ。話しに入る前に、全員に頭の体操をさせた。+と-を逆にして簡単な計算をすることだ。例えば6+5=1、6-5=11という具合だ。6問ほど作って配られた。
数 字と聞いて各自に微妙な表情が表われたが、そこはご愛嬌、たちまち和やかな雰囲気になった。話しは、この夏ご主人と二人でヨーロッパ各地を旅行された時の 様子だ。現役時代の仕事先の友人宅を訪ねたり、登山好きのご主人とアルプスへ登った様子、勿論、オペラやコンサートに出かけたこと、など生き生きと話され るので、こちら聴く方も一緒にヨーロッパ各地を廻っている気分になっものだ。
話しが一段落すると、すかさず比嘉良智さんがヨーロッパで日帰りの 遠出をする時、朝の10時を過ぎて出発すると往復の切符代がとても安くなる。例えば目的地まで3000円と帰りは300円で良い、つまり3300円で往で きると披露し、ついで旅は夫婦で仲良く続けていると、いろいろ良いことにめぐりあうものだと話された。
わずかに残ったオペラの切符を入手するのに、くじ引きで当てたのが前方でド真中の席だったという、夫婦が手を取り合ってヨーロッパを廻る様子が目に浮かんだものだ。
悦子ママのソーキ肉、ゴーヤ‐チャンプール、ラッキョウ、シマ汁、ウチナーイタメご飯、オリオンビール、それにデザートのレモンかけまで、やはり美味しい。ヨーロッパの話しの雰囲気中でも、ピッタリだ。
次に藤井さんの手品の披露だ、大きなスプーンをなでまわして気合とともに曲げてしまう。小さな赤い布切れをこね回して息を吹きかけて四角い小箱や丸い花にする、見事なものだ。このところの上達ぶりはすごい。
そして皆の拍手に応える笑顔は、もうこれはすばらしい。若返りの秘術だ。
一座の雰囲気がさらに和やかになった頃、本番の唄の稽古、リーダーの長嶺さんの三線が始まった。
まず総会の時にウチナーグチで唄う”ふるさと、ウマリジマ”だ。3番までの歌詞はどれもシミジミとするものだ。皆な良い顔をして唄っている。つで”汗水節”これは6番までの中から1、2、5、番を唄うことになっているがれも、どの歌詞も心に染み入るものだ。
三線教室を開いている長嶺さんの指導はこまごまと実に上手だ。それに羨ましいくらいに若々しい。
11月の総会でわが同好会は、この2曲のほかに、長嶺さんと歌田さんの三線で五ノ坪さんの踊り、それに藤井さんの手品を予定している。
16時過ぎ次回を期して散会となったが、この日の帰路は、まだまだ暑かった。次の予定は10月27日〈土) 13時~ ”結いまーる”
連絡先は、03 3445 5430。いつでも入会は歓迎です。

出席者
池ノ上光夫  藤井 和雄  亀島 博  豊里 光夫  宮里 育宏
長嶺 紀晃  喜友名 朝浩 山城 孝夫  比嘉 良智  小澤 貞子  泉 幸子  長谷川 玲子
以上

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