昭和12年ニ中の野球チームが県大会で優勝し南九州大会に出場、優勝候補ナンバーワンの熊本商業と対戦し、惜しくも敗れはしたものの3対4と大接戦を演じ県下の野球ファンを沸かせた出来事がありました。
その時の二中の主戦投手だった平良浩さんのお母さんが,“勉強もそっちのけで野球に明け暮れる息子にあきれ果て、息子の浩さんに、いつもウチナーグチで愚痴をこぼしていた”という話を平良さんご本人が24期の50周年記念誌に紹介います。
方言の理解度テストに最適と思われますので、皆さん是非挑戦してみてください。
<お母さんのゴーグチ>
「野 球サーヤフリムントー、イヌムン、年カラ年中、マフックワヌ、ナーカンジ、フクターチチ、球グワー、トッタイ、ナギタイ、汗ハイ、ミジハイ、ウリニ、メー ナチヌグトゥ、ドゥヤマチ、シチタンガラーイルナティ、ウヌウィニ、クルヨーガリシ、ヤーフンヌ……、デージナ,ビンチョーン、ムルトゥッパナチ……サッ ティム、サッティム、ヌーガ,カンゲートーヤラ、ワーガー、ムサットゥワカランサ……イェーヒイロシー、アネ、アネ,マタチカンフーナーシ……」
<お母さんの愚痴を本人が翻訳したもの>
「野 球する輩は気違いと同じだ。年から年中炎天の中で、厚ぼったい汚れたぼろ服(ユニホーム)を着け、球をなげたり、捕ったり、汗を流して,そして毎日のよう に身体を傷め、石炭ガラのような色になって、その上に黒くやせて、気の毒に、まあ……大事な学校の勉強も全然ほったらかして、あー何ていうことだろう。一 体全体何を考えているのやら、私にはさっぱり分からないよ……ネー浩、あらあら、また聞かん振りして……」
貴方のウチナーグチの理解度は如何でしたか。